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まとめローンの日々
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小麦高騰招く

 温暖化対策の切り札として世界中で注目されるバイオ燃料。その余波が讃岐うどんや身近な食事を直撃している。原料となる穀物市場が高騰しているためだ。競争が厳しい外食産業では大半の店で価格に反映されてはいないが、バイオ燃料は世界規模で導入が進んでいるだけに、将来への不安が漂う。

 首都圏でも人気があるうどんの本場、香川県の讃岐うどん。「さぬきうどん協同組合」に加盟する企業・店舗のうち、約15店がメニューの一部を10~20円値上げした。
 「小麦粉が25キロで60円程度上がった。値上げで対応するしかない。天ぷらを揚げる油も上がっている。ダブルパンチどころかボコボコですわ」

 自身の会社でも商品の「冷凍うどん」の一部で値上げを決めた大峯茂樹・同組合代表理事は嘆息する。しかし、もともと値段が安いため「常連さんも『上げてもいいんじゃない』と言ってくれる」という。

 9割を輸入に頼る小麦について政府は4月、年間固定価格を決める「標準売り渡し価格制度」を廃止し、変動制に移行した。そこに小麦の一大産地のオーストラリアの干魃(かんばつ)が重なったことが価格上昇の一因だ。
 しかし、農林水産省の担当者は「トウモロコシが高値で取引されるバイオエタノールに使われて飼料が不足し、補うため小麦の価格も上昇。穀物全体の相場が上がっている」と説明する。今秋の価格改定でも下がる見通しは立っていない。

 転作で大豆などが作られなくなり食用油が高騰した影響で、大手が相次いで値上げを発表したマヨネーズ。名古屋市の「感動マヨネーズ料理店まよまよ」も取引先から7月からの値上げを通告された。高羽健治マネジャーは「プレーンなマヨネーズだけで1日に10キロも使うので、正直、痛い打撃。でも、それ以外のコスト削減で価格は上げない」と意気込む。

 「粉もの文化」の街、大阪に本社をもつお好み焼きの「千房」は「小麦粉もマヨネーズも仕入れ業者から値上がりするとは聞いている。今は値上がり幅がどのくらいか、価格に反映させないでできるかの検討中」。ファミリーレストランなどを展開する「すかいらーく」は「先物買いのため今すぐの影響はないが、半年先はどうなるか。飼料も上がるので肉類の価格上昇も懸念している」と話している。

ヤフーニュースより 抜粋
外食とお酒

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